こんにちは。
亀岡市せがわ鍼灸接骨院の瀨川です。
皆さん今まででギックリ腰を経験したことありますか?あまりにも痛すぎて動く事ができませんよね。西洋では「魔女の一撃」と呼ばれるほど恐れられている急性の腰痛ですが実はぎっくり腰になってすぐに治療すれば3回ぐらいの治療でかなり良くなります。逆にぎっくり腰に鳴っても治療しないでそのままにしておくと慢性の腰痛症に移行する場合があるので治療はすぐにした方がいいのですが同時に身体の使い方にも気をつけなければなりません。今日はぎっくり腰を起こした後に気をつけるべき事を紹介していきます。
ぎっくり腰を起こした後に気をつけるべき3つの事
ぎっくり腰にも程度がありあまりにも痛くて動かせない場合は2日ほど安静になりますがその後はできる限り痛くても動かせる範囲で身体を動かしたほうが治りが早くなります。しかし身体を動かすのにいくつか気をつけなければならない事があるので以下にあげることを注意して下さい。
1・座る姿勢
まずソファーのような沈み込む椅子に座るのはやめましょう。一度座ると立てなくなる可能性があります。座る時は地面ではなく椅子に座るようにして下さい。座り方は以下の図を参考にしてくださいね。
お尻を深くいれて背もたれに寄りかからないようにして耳・肩・坐骨(座った時に椅子に当たっている骨の部分)が一直線上に並んでいるのが良い姿勢となります。とは言っても座っていることが腰に負担がかかりやすいので長時間座るのは避けるべきですが仕事などでどうしても座らないといけない時はこの図のような座り方をするようにしましょう。逆に下の図のような座り方は腰痛を悪化させる座り方になります。
この様な座り方を仙骨座りと言いお尻を前に出して背もたれに寄りかかるような姿勢は腰に負担がかかり痛める原因となりますのでこの姿勢は絶対しないようにしましょう。
2・物を取る姿勢
腰が痛い時は慎重になるのと痛みで腰を曲げれないので下にある物を取らないといけない場合は腰を曲げずにそのまましゃがむようにしますよね。少し楽になって動く事ができるようになった時に多いのですが腰を曲げて物を持ち上げたり物を取る時に再発する場合があります。
正しい持ち上げ方は膝を曲げてそのまま腰を落とし込み荷物を股で挟めるぐらいまで身体に近づけ膝を立てて持ち上げます。
上の絵の様な持ち方は腰に負担がかかりぎっくり腰を再発する可能性が大きくなり普段からついついこの様な姿勢で物を持ち上げてしまいがちですがいつまでもこのやり方を続けていくと疲労が積み重なりある時ぎっくり腰になってしまうことが考えられます。
3・寝る姿勢
ぎっくり腰などの急に痛みが出た時の特徴は安静にしていれば痛みはでません。したがって冒頭でお話したように動ける範囲で動かした方が早く良くなるのですがあまりにも痛くて動けない場合は多少おさまるまで安静が必要になります。この時上向きに寝ると腰が痛くて寝れなくなる場合があるので横向きにして寝るようにしましょう。
エビのように身体を丸め膝に座布団を入れるとかなり膝周りが安定するのでより楽な姿勢となります。上向きに寝る場合は膝の下に何かをひいて膝を曲げるようにすると腰への負担が軽減されるので横向きで寝ていて辛くなってきたら体位変換をするようにしましょう。
まとめ
ぎっくり腰にならないように普段からストレッチや運動をしてケアすることは大事ですがどんなにケアをしていても100%ぎっくり腰にならないとは言い切れません。なってしまったものはしょうがないので大事なのは早く治す為にはどうするかです。どんなに治療をしても自宅や職場など施術以外のところで悪い身体の使い方をしていたら治りが悪くなったり再発をしたりなど長期にわたって苦しめられることになりますので今日ご紹介した3つの事を必ず守るようにしてくださいね。
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