坐骨神経痛時の正しい座り方について
坐骨神経痛の時は如何にやって座れば楽なのでしょうか?
座り方のテクニック別に紹介していきます。
準備は良いですか?
今から話すことを必ず実践して下さい。
普段の身体の使い方が間違ってると治療しても戻ってきますからね。
坐骨神経痛をお持ちの方が椅子に座るときにもっとも気をつけねばならないのは坐骨の左右のバランス・骨盤の位置・股関節の角度です。
坐骨が右、あるいは左だけに偏るような座り方は筋肉のバランスを崩し、骨のゆがみを作ってしまいます。
しかも筋肉のバランスが崩れると右、あるいは左の筋肉だけに力が入ってしまい、坐骨神経痛を悪化させてしまうきっかけとなります。
ですので脚を組んだりせず、均一にバランスをとる事が極意です。
つぎに骨盤の位置です。
立っている姿勢の時、骨盤はほぼ立った状況(垂直)にあります。
骨盤が立った状態をキープできれば坐骨神経痛の痛さを感じにくいのですが、座った状況では骨盤が後に傾いてしまいます。
骨盤が傾くと坐骨神経痛の痛さを感じやすいのです。
他にも股関節の角度です。
脚を閉じて座ると骨盤が後ろに傾き猫背になってしまいます。
猫背は坐骨神経痛によくないのです。
足を60〜90度開脚して座る事をお勧めします。
椅子に座る時の注意事項
膝が直角に曲がり床にピタッと足の裏がつく事(椅子の高さに当てはめて、足の下に台を置いたりお尻の下に座布団を敷くなどして調節してください)
背もたれに程よくなクッションがある事(なければクッションやタオルをはさみ、背骨が曲がったり背もたれから体が浮いたりしないようにします)
沈みすぎるソファはかえって腰に負担が必要になるので避けるいすの座り方
1.椅子に座ったら頭の先から引っ張られる感じで背筋を伸ばします。
2.そのあと股関節のあたりから前にかがみます。
このケースは背中を丸めないのが着目点です。
椅子に深く腰を掛け背筋を伸ばし背もたれに背中をくっつけて座ります。
床に座るケース床に座るのは最も負担が必要になると言われています。
ですので足を横に手直しする横座りや足を両側にアレンジするペタンコ座りはよくないのです。
なお三角座りも腰に負担が必要になるためお勧めできません。
座椅子を使って足を投げ出す座り方や、正しい格好でのあぐらがよいとされています。
正しい格好でのあぐらとは?
あぐらも当たり前に座ると背骨が丸くなってしまうので、坐骨の下にタオル化座布団を敷いて高さを作り、骨盤を立てて背骨が丸くならないように座るといいです。
正座はラク?それとも…?
正座は床で座るケースには最上楽な座り方であると言われています。
理由を言えば正座は最も焦点が安定する事や前後左右に体重が偏らないため、負担が少ないと言われているからです。
このような要因で腰痛の時の良い座り方は正座なのですが、ところによっては正座すると症状が悪化する時があります。
ですのでご自分の症状にマッチしないといけません。
正しい正座の座り方
こちらでは骨盤が正しい位置に戻る正座の仕方をご解説します。
1)両足の親指を付ける。※両足を重ねない事がキーポイント
2)両足のかかとを(できるだけ)くっつける。
3)腰を入れるように意識し、かかとの上にお尻をのせる。
これで正しい正座の仕上げです!こうする事で自然と骨盤が立ち、背筋も伸びるそうです。
用心する事は必ずに両足、両親指を重ねない事です!左右対称になる印象で正座してみてください。