こんにちは。
最近登場の仕方が同じなので変わった登場の仕方をしたいんですがしばらく悩みそうな亀岡市せがわ鍼灸接骨院の瀨川です。
今日は知ってるようで知らない椎間板についてのお話です。
何事も言えることですがまず自分の置かれている病態はいかがなものなのか知っておかないと不安の中で治療を受けていても効果が薄れます。
何が起きているのかわかれば後は専念するのみで雑念が払えます。
ですので現在痛みでお悩みの皆さんも一緒に勉強していきましょう。
そもそも椎間板て何でしょうか?
椎間板は背骨と背骨の間にあるクッションの役割のある軟骨で椎間板ヘルニアとはこの椎間板が壊れることによって起こります。
椎間板の中には髄核と呼ばれるゼリー状の物質で約8割が水分でできていてその周りを線維が覆っています。
若い頃は弾力があるので問題はないのですが20代から髄核の水分がなくなり始め段々と周りの繊維まで水分が無くなってきますのでクッション性が失われ押しつぶされやすくなります。
この様な理由から働き盛りで腰に負担がかかりやすい20代から40代に腰椎ヘルニアが好発します。
ここでスペインの整形外科が椎間板にかかる圧をグラフにしたものがあるので見てみましょう。
左から3番目の普通に立っている状態を100として比べたものですがこれを見たらどの動作が腰に悪いのか一目瞭然ですね。
寝てる以外の動作は全て立っている状態よりも椎間板への圧が大きくなっているのがわかると思いますがこれに加えて肥満もあると余計に負担がかかってきます。
中腰で物を持つよりも変な姿勢で座っている方が腰に悪いなんて知らなかったですよね。
このように椎間板は常にストレスにさらされているので、何らかの原因で線維輪が割れて中の髄核が出てくると神経に触れてしまいいわゆる腰椎椎間板ヘルニアとなります。
腰椎椎間板ヘルニアの症状は飛び出した髄核の大きさなどによって様々で痛すぎて全く歩けない場合もあれば症状がない場合もありますが私の場合は激痛でしたが足を引きずりながらなんとか動けました。
仕事を休むことができなかったので痛みと戦いながら仕事してましたがそれが3か月続いたので鬱になりそうでした。
結論から言えば私が完全に治ったように多くの椎間板ヘルニアは手術をしない保存療法で回復します。
保存療法についてはおいおいやっていきますのでまずはどのようにしてヘルニアが起こるのかを理解していただく為に数回にわたりヘルニア特集で書いていきますね。